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IELTSを早めに受けるべき恐ろしい理由
再採点という希望・Investigationという絶望
 IELTSを受験する上で、圧倒的に大切な事が1つあります。それは、「余裕を持って早めの時期に受けること」です。何を当たり前の事をと思った方もいると思いますが、以下に理由を2つ書きます。

①理由その1:再採点という希望
 1つ目は、出願や留学までの期間に余裕があれば、試験結果に納得がいかない場合に、IELTSの「再採点」というシステムを利用することができるからです。再採点は、9,000円の手数料を払うことで試験結果をもう一度採点してもらえる制度のことで、だいたい3週間で結果が出ます。

 この制度の良いところは、実際にスコアが上がった場合、即ち、IELTS側の非が認められた場合、手数料の9,000円は帰ってくるところです。実際に私もこの制度を利用してWritingのスコアが0.5伸びたことがあります。ですので、この制度を利用する3週間の期間を設けるためにも、IELTSは余裕を持って受験してください。

②理由その2:Investgationという絶望
 2つ目は、これはあまり知られていませんが、IELTSには「Investigation」という恐ろしくかつ絶望的なシステムがあるからです。「Investigation」とは、和訳そのままで「調査・捜査」という事なんですが、これが起こるとどうなるかを以下で説明します。

 今、あなたがIELTSの受験結果の公開を待っているとしましょう。

「こないだの試験結構できたしな~、合格スコア届いてると良いな~」

なんて思いながら。そんなあなたの元に、スコア公開日前日くらいに一通のメールが届きます。差出人はIELTSのテストセンター。内容を読んでみると、、、

「あなたのIELTSの受験結果はInvestigationを受けており、返却できない状態にあります。返却がいつになるかは未定です。」

この時点であなたはパニックになります。何が起きているかわかりません。

「え?Investigationってなに?捜査?カンニングなんてしてないし、俺が何したっていうの?」

 ここでInvestigationの説明をしておくと、これは、何らかの理由であなたのテストが捜査に引っかかり、結果の開示が遅れる事を言います。

 「何らかの理由ってなによ」と言う話ですが、このInvestigationのたちの悪いところは、なぜ自分がInvestigationに引っかかったのかを教えてくれないことです。ネットで調べれば、

各技能間のスコアが不自然なほど違う
前回受験時から不自然なほどスコアが伸びている(もしくは下がっている)
ランダムに選ばれてしまった
などが原因だと出てきますが、どれも公式に発表されたものでは無く、真実はわかりません。

 なぜInvestigationに引っかかったか教えてくれないくせに、IELTSからのメールには「何か弁明があれば2週間以内に届け出なさい」と弁明書が添付されています。罪名がわからないのに弁明を求められる経験はなかなかできません。

 そして極めつけにはご丁寧に、「試験結果の開示が遅れる可能性がある旨は受験申込時に承諾されていますので、一切の文句は聞き入れません。待っていなさい。」というニュアンスの文がメール本文中に書いてあります。

 そしてここから絶望の期間が始まります。あなたは志望大学へのIELTSのスコア提出期限が迫る中、延々と試験結果の開示を待たされる事になります。もしこれが、スコア提出期限ギリギリに受けた試験で起こったら?ご愁傷様です。

 Investigationのさらに怖いところは、いつ開示されるかわからないという事です。1週間後なのか3ヶ月後なのか、ネット上では半年以上かかったなんていうセルビア人の方もいました。その間IELTSはInvestigationの進捗具合について全く連絡をくれません。

 ここまで読んであなたは、「言うてInvestigationなんて話聞いたこと無いし、滅多に起こんないでしょ!参考書とかにも載って無いじゃん!」と思うかもしれません。まあ一応参考までにですが、私は6回受けて2回引っかかってます。確率1/3です。ちなみに返却期間は、1回目が3ヶ月、2回目が3日でした。返却期間についてはほんとにわかりません。

 Investigationについてまとめると、

突然スコアの開示が延期される
理由は教えて貰えない

IELTS(通称:アイエルツ)とは、海外留学や研修のために英語力を証明したい人や、イギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請の際に必要なテストです。
アメリカでは、TOEFLに代わるテストとして注目されており、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で活用されています。世界140カ国、1,000以上の会場で受験できます。
試験内容は、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能全てで、試験時間は2時間45分です。テスト結果は1.0から9.0の間で採点され、点数が高い方が良いという採点方式です。

2つのテスト
IELTSには「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類のテスト形式があります。テストの内容・目的はそれぞれ違う為、目的にあったテストを受験することが必要です。その違いを以下に説明していきます。

アカデミック・モジュール
アカデミック・モジュールテストは、受験生の英語力が英語で授業を行う大学や大学院のレベルに達しているかを評価するテストです。英語圏の大学や大学院(イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)では、このアカデミック・モジュールのテスト結果が入学の基準になっています。
英語圏の大学や大学院に入学したい!!留学したい!!と考えている人はこの試験を受ける必要があります。

ジェネラル・トレーニング・モジュール
ジェネラル・トレーニング・モジュールテストは、英語圏へ学業以外の研修や移住申請をすることを考えている人が受けるテストです。海外での就職希望者や、職業訓練、医師の登録申請などをされる人がこのジェネラル・トレーニング・モジュールが必要です。

IELTSを受けるべき3つの理由
①留学に有利
現在、多くの大学でグローバル化に力を入れており、多くの留学プログラムが用意されています。しかし、希望者が誰でも行ける訳ではありません。多くの大学がIELTSで一定以上の得点基準を課しています。その為、IELTSで高得点を取ることが必要なのです。

②質の高いテスト
英検、TOEIC、TOEFLなど、英語力を測るテストはたくさんあります。その中でも、 IELTSはテストの質が高く、信頼度も高いテストとして認識されています。4技能全ての力が必要なのはもちろんのこと、TOEFLとは違い、スピーキングテストはネイティヴとの対面形式で行われるため、より実践的な英語力が問われます。

私もカナダにスキルドワーカーとして移民申請する為に、IELTSのスコアが全て6.0以上必要なんです(;ω;)

※必要なポイントは人によって異なります。例えば職種とか、職歴・学歴とかによって。

テストの内容はリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能です。

IELTS テスト申し込み
おおまかな流れ

IELTS ホームページから申し込み
受験会場から予約受理のメール
受験料を支払う(オンライン・もしくは直接会場の学校に行って払う)
パスポートの写真データをメールで送る
IELTS はオンラインでテストの予約をすることができます。

バンクーバーで受ける方はこちらから申し込みできます。

日にちと場所を選んで自分の行きやすいテスト会場を選びます。

※日にちが直前すぎると、希望する会場が満席の可能性もあります。
先の日にちの予約もすることができるので、早めに予約しましょう。

私は今回8月18日(土)のバンクーバーダウンタウンにあるilsc という語学学校であるテストを選びました。

予約したら、その学校からメールが来て、支払い方法が指示されます。

私は前回受けた時は、クレジットカードで支払いをしました。

カード利用手数料が$10かかって、たしか$320だったと思います。

今回は、ちょうどダウンタウンに行くことがあったので、学校に直接払いに行きました。

受験料は$310でした。高い(;ω;)

この受験料、同じカナダでも州や地域によって値段が違うみたいです。

そして、パスポートの写真のデータをメールでその学校宛に送りました。

受験前の手続きはこんな感じです。

全ての手続きが完了すると、予約完了のメールが届きます。

受験者番号や、持ち物などの注意事項が書いてあるので、このメールは保存しておきましょう。

IELTS テスト当日
当日は8:00〜8:45の間に会場に行きます。
この受付時間を過ぎてしまうとテストを受けられないので要注意!!

持ち物はパスポートのみです。

えんぴつ、消しゴムは前回も今回も支給されました。

今回はペットボトルの水まで支給されました。

シャーペンは使えないみたいです。持参するよう指示されたら、HBのえんぴつと消しゴムを持っていきましょう。

もし自分で水を持って行きたい場合は、透明でラベルなどが何もついていないボトルに入れて持っていかなければ、中に持ち込むことができません。

しかし、IELTS テストの最初の3つのテスト(リスニング・リーディング・ライティング)の間はトイレ休憩がないので、あまり水を飲むのはオススメしません。

テストの会場に着いたらまず、パスポート以外の荷物を全て預けます。パーカーやズボンのポケットの中も全てからです。

その後にトイレにいっておきます。

荷物を預けたら、パスポートのチェックを受けて、その後写真撮影をします。

その写真はテスト結果に掲載されます。

そして、指紋をスキャンされます。人差し指で4回読み取る機械をプッシュします。

これで受付完了。

その後、スタッフの方がテストを受ける教室まで案内してくれます。

アカデミックとジェネラルで受ける教室が分かれています。

テストの流れ
リスニング40分
リーディング60分
ライティング60分
スピーキング15分
まずはリスニングから!
解答用紙が配られるので、指示に従って、名前や受験番号を書きます。

1枚の解答用紙でリスニングの面と、リーディングの面があるので要注意です!

問題用紙が配られたら、そちらにも名前と受験番号を書きます。

リスニングのテストは30分で、リスニング問題が流れ終わった後に、10分間答えを書き写す時間があるので、答えはとりあえず問題用紙に書いておいて大丈夫です。

リスニングは大きく4つのパートにわかれています。

ここで注意!
後の問題の方が難しい問題というわけではありません!

今回は、パート2がかなり難しく英語も早かったです。

私は見事に油断してしまいました(T_T)

最初の方で聞き取れなかったり、つまずいてしまっても、後の問題は簡単で、わかるかもしれません!

あきらめないで、最後まで集中しましょう^ ^

次はリーディング
リーディングは基本的に長文がいくつかあって、それぞれの設問に答えるというスタイルです。

ここで注意することは、解答にno more than two words or number (2語以内)とか、指定されるので、必ず確認しておくことです。

2語以内なのに3語書いていたら、もちろん不正確になってしまいます。

リーディングのコツはとにかく速く読むこと!

じっくりゆっくりやってたら、時間がなくなってしまいます。

今回のテストでは、私は3分前にギリギリ解き終わりました💦

リーディングが終わったら、ライティング
ライティングは2つのパートにわかれています。

IELTS のライティングについては以前もシェアしているので、良かったらそちらもチェックしてみてください。

【日本人の苦手パート】IELTS ライティングの勉強法
こんにちは!ミリー(@milliean1986)です。 IELTS はリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4つの…
今回のお題は、

Part 1
あなたが泊まったホテルのマネージャーにお礼の手紙を書きなさい。
・あなたの滞在はどのようなものだったか
・何に感謝しているのか
・マネージャーにどうしてほしいのか

Part 2
野球のようなCompetitive sports (競技)には、年齢や文化を越えて楽しめるという良い点と、対戦相手や違う国と問題が起こるという悪い点があります。
この2つの点を比較して、あなたの考えを述べなさい。

というものでした。

すみません、英語でなんて書いてあったか覚えてないので日本語です。

まずは点数の比重が大きいPart2から書きます。

これは試験官からもPart2の方に時間をかけなさい、といったアドバイスがされました。

ライティング苦手…エッセイとか普段書かないので難しかったですが、何とか書き終えました…

Part2にかかった時間は43分。

ヤバい!!あと17分しかないー(ToT)

だいたいの目安でPart1に20分、Part2に40分と言われます。

この前もこのパターンだった…(;ω;)

急いでPart1を書くのに勝手に話を作り上げます。

バンクーバーシティホテルのエイミーという従業員が素晴らしかった。

バンクーバーに来るのは初めてで、何もわからなかった所、おすすめのレストランや観光スポットを教えてくれて、その日の午後に、オススメの場所のリストを手書きで書いて渡してくれた。

最終日、友達の1人が公園で財布をなくしてしまい困っていた所、エイミーが交番まで連れて行ってくれて、財布を一緒に探してくれた

無事に財布が見つかって、本当に感謝している。

彼女に感謝の意を伝えてほしい。そして、彼女はすばらしいスタッフなので昇格させてほしい。

みたいな内容をぶわーーーっと書きました笑

終了時間20秒前くらいにギリギリ書き終えました^^;

ほんとにギリギリセーフ!!

怒涛のライティングを終えて、解答用紙が回収されると一旦外に出ることができます。

終わったのは12:20くらいでした。

最後はスピーキング
今回、スピーキングのテストがなんと4:55〜で4時間以上待ち時間があったので、近くのフードコートに行って、ランチを食べてスピーキングのテストの準備をしていました。

今回はスピーキングの時間を事前にメールで知らされていました。

前回ユーロセンターで受けた時は、当日スピーキングの時間を知りました。

前回は1:30〜だったので、そんなに間がなかったです。

外に出て、また戻ってきた時もパスポート以外の荷物を全て預けて、番号札をもらいます。

スピーキングテストの控え室で待ってる間が1番緊張します(;ω;)

名前を呼ばれたら、部屋に入ってスピーキングのテストスタートです。

今回は女性の方で、とても優しい雰囲気の方でした。

前回は男の人で試験官の新人なのかちょっと、ぎこちない感じだった笑

スピーキングのテストが終わったらIELTS のテストは終了です!

荷物を受け取って帰ります。

結果は13日後に出ます。メールが届いてオンラインで確認することができますよ!その後、郵送でテストの結果も送られてきます。あー今回の結果はどうかなー。ただの日記になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。結果が出たら良くても悪くてもご報告します!!それではまた〜③受験者の増加
IELTSの受験者数は世界的に見ても年々伸びており、ここ5年で1.6倍に増えており、現在世界で約250万人が受験しています。日本でも市場が伸びており、とても注目されている試験です。今後も受験者が増加していくとみられており、今後もグローバルスタンダードテストとして活用されいます。
文句も言えない、公開時期は全く読めない。これまでイギリスでIELTSを3回受験しました。日本で受験したときは、イギリスの大学院進学のためにスコアが必要でした。そのとき私は目標のスコアも決めずに臨んで、散々でした。アカデミックのお作法に欠ける力任せの解答ばかりしていたので、もちろんスコアは伸びず。イギリスに来てからは、具体的な目標を決めて取り組んでいます。現在は、自分の大学院進学と奨学金取得に必要なスコアが具体的なゴールです。「客観的な自分の実力が知りたい」「英語の環境にいるし、日本にいたときよりはスコアあがったんじゃない」とかぼんやり思って受験した自分を小突きたいです。…そのせいで3回も受けることになってしまったので。IELTSはまずは型を押さえ、試験を想定した時間内でこなす練習を重ね、当日は最大集中できる緊張状態にもっていかないと希望のスコアには届きません。きちんと練習した人が高いスコアを取れる正当なテストである一方で、WritingやSpeakingのテーマは運もあるので、このあたりの偶発的な要素も合わせてスポーツに似ていると思ったりもします。今回は2019年11月に受けた最新のIELTS試験について振り返ってみたいと思います。私はリーズ会場で受験したので、他の受験会場では状況が変わることも多々あると思います。そのため、雰囲気をつかむ程度の参考になれば幸いです。社会人5年目で30歳を前にして、ピチピチの学生に混じって受験してきたわけですが…最後に自分への戒めの意味を込めて英語学習について思うところを書いています。こちらはIELTSレポートとは離れてしまいます。各セクションの出題内容と気を付けた点
2-1. Listening
2-2. Reading
2-3. Writing
2-4. Speaking

「IELTS、何それ?」と言われて私が思ったこと

試験開始までの様子 人間観察しつつ緊張を高める
試験開始は午前10時。ただ、午前8時30分から受付開始で、9時30分までにIDチェックを済ませないと試験が受けられない仕組みです。イギリスの電車遅延は日常茶飯事なので、余裕をもって8時45分ごろには試験会場に到着していました。会場につくと、コート、カバン類をすべて荷物部屋においてID (パスポートまたはBRPカード)、水のみを持って、IDチェックに進むように指示があります。そのあと流れるように本人確認の写真撮影と指紋認証です。このあたりは日本と変わりませんね。ちなみに試験監督の方はリーズで受けた3回ともほとんど同じ顔ぶれでした。会場リーダーを含め5人ほど。日本は英検の主催で、試験監督は派遣アルバイトの方なので毎回違うことが多いですが、イギリスは地域ごとに固定の運営メンバーが決まっているのかもしれません。IDチェックをしてくれるご婦人方は優しい雰囲気です。この日も写真撮影で“Don’t smile, please.” と言われている受験生を見て、ころころ笑っていました。ちなみにリーダーの男性は不正防止の注意はピシャっと言いますが、試験がはじまる前はだいたい口笛を吹いています。さて、写真撮影まで一連の受付が終わってもまだ午前9時。ここからの約1時間は、精神統一しながらひたすらに待ちます。周りを見渡すと、チャイニーズの学生が7割、その他アジアン1割、残りはアフリカ系、中東系、英語圏以外のヨーロピアンの受験者といった感じです。リーズ会場で日本人の受験者の方に会ったことはほとんどありません。会場では友人同士と思しき複数人がおしゃべりしていますが、心を無にして前方に流れるスライドのインストラクションを眺めておきます。IELTS対策スクールナビも参考にしました。この待ち時間でも、試験監督による不正摘発は続きます。真っ黒のタンブラーで飲み物を持参していた受験者が思いっきり注意され、グラスで水を支給されていました。うっかり蹴とばしたら二次災害が起きそうな足元にグラスが置かれ、周囲に別の緊張が走ります。ラベル無しの水のボトルが買えたこともありました。このレベルでOA6.5を目指すと受験回数は平均して5~6回といったイメージです。出願が近くなると2週間に1回もしくは週に1回のペース受験するというようなことも珍しくありません。地方在住で開催日が限られる場合は遠征して他の都市で受験するというのも「IELTSあるある」です。日本だけでなく、現地イギリスで開講されているIELTS対策コースの講師(イギリス人)に平均受験回数について質問したことがありますが、アジア・ヨーロッパ・中東など出身国に関係なく、中級レベルから6.5を取るには期間は「最低半年」、受験回数は「平均5回程度」だと言っていました。そのあと「鉛筆が少ない、尖がっていない」という不満も一通り飛び交ったところで、やっと午前9時40分。口笛リーダーによる試験のインストラクションに続いて、問題と解答用紙の配布がはじまりました。案外引っかかる可能性がある(かも) 以上の理由から、IELTSは必ず余裕を持って受けてください。

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